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PAST EXAM · 2023

浅野中学校
2023年度|理科

ダイズと土の中の微生物、気象の測定、洗浄剤に含まれる物質、動く音源から伝わる音を扱う過去問です。実験で何を比べるか、図や表の軸が何を表すか、計算で使う量が体積なのか重さなのかを確かめながら進めます。木ノ下翔の解説動画と手元の問題を使い、条件を一つずつ図や式に移して解き直しましょう。

動画解説:木ノ下翔動画時間:1時間06分40秒(登録情報)過去問
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CHAPTERS

大問ごとの内容

時刻は字幕の開始位置をもとにした目安です。映像での再生位置は未確認です。

大問1 ダイズと微生物のはたらき

ダイズの種子と花、生育時期、根粒菌との関係を考えます。後半は、土や雑草にコップをかぶせ、ろ紙の色が変わるまでの時間から、呼吸や光合成による二酸化炭素の出入りを読み取ります。

大問2 気象の測定と台風

乾湿計と湿度表、自作の気圧計、口と底の太さが異なるビンでの降水量測定を扱います。気温・湿度・気圧のグラフと三都市の風向の記録を組み合わせ、測定日時や台風の進路を考えます。

大問3 洗浄剤の成分と反応

洗浄剤の成分を実験結果から見分け、濃度の表し方、加熱分解、気体の発生量を考えます。最後は、酸性とアルカリ性の水溶液を先に混ぜてからアルミニウムを加える場合を、反応の順序に沿って読み取ります。

大問4 反射する音と動く音源

音の伝わり方を、広がる円である「波面」で表します。飛ぶコウモリが反射音を受け取るまでの時間や、走る新幹線の汽笛を二人の観測者が聞く時間を、音と音源の移動を分けて考えます。

REVIEW

解き直しのポイント

大問1 物質の受け渡しを矢印にする

ダイズの種子では、将来植物の体になる胚の範囲を確認します。小さな芽や根になる部分だけに注目せず、子葉も含めて断面図を見直しましょう。種子を見分ける写真は同じ倍率という条件なので、大きさと形を一緒に比べられます。

ダイズと根粒菌は、それぞれが相手に与えるものを矢印で書きます。根粒菌が空気中の窒素を取り込み、窒素を含む化合物をダイズに渡す流れを、ダイズが根粒菌へ栄養を与える流れと対応させます。窒素そのものを新たにつくり出す説明にならないようにしましょう。

ろ紙の実験は、何が色の変化を起こすかを先に確認します。呼吸で放出された二酸化炭素がアルカリ性の水溶液にはたらくことを軸にして、畑の土と砂場を比べます。雑草を含めた昼夜の比較では、微生物と植物の呼吸に、明るいときの光合成を加えます。「昼と夜で気温に差がない」という条件を守り、二酸化炭素を増やすはたらきと減らすはたらきのどちらが関係するかを考えましょう。

大問2 測定器のしくみから値の意味を確かめる

降水量のビンは、雨を受ける口と、水がたまる部分の面積が異なります。たまった水の体積を、口の面積で受けた雨の体積と対応させましょう。直径の比をそのまま水の深さに掛けず、面積の比へ直す必要があります。

乾湿計は、乾球の温度と、乾球・湿球の温度差を求めてから湿度表を読みます。湿球の温度をそのまま表の列に当てはめないよう、見出しを指で追って確かめましょう。気圧計は、水位の変化の目盛りを数えるだけでなく、外側から押す力が強くなったのか弱くなったのかを考え、最初の気圧に足すか引くかを決めます。

気象グラフには異なる単位の縦軸が並んでいます。気圧が下がる時期、雨のときの湿度、昼夜による気温の変化を、対応する軸と天気記号で確認しましょう。測定日時は、求めた湿度と気圧を同じ時刻で満たすかを調べます。台風の進路は、横浜・甲府・千葉の風がどちらから吹くかを同じ時刻で比べ、中心に向かって反時計回りに吹き込む向きと地図を対応させます。

大問3 濃度の基準と反応の順番を分ける

エタノールの濃度は、体積の割合と重さの割合を区別します。消毒液全体と、その中のエタノールにそれぞれの密度を使い、両方を重さへ直してから割合を求めましょう。本文で指定された密度がどちらの物質のものかを、数値の横に書くと取り違えを防げます。

重曹の加熱は、反応前後の「固体の減少分」に注目します。一部だけが反応した場合、残った固体には元の重曹と、できた炭酸ナトリウムの両方が含まれます。表から完全に反応したときの固体の減少分と二酸化炭素の体積を一組で取り出し、実際に減った分に対応させます。減った重さをすべて二酸化炭素の重さとするのは、水も生じるという条件を落としています。

過酸化水素の表では、水溶液の重さと濃度から、中に含まれる過酸化水素の量を比べます。触媒である二酸化マンガンの重さを、そのまま酸素の発生量の倍率にしないことがポイントです。最後の計算は、BTB液の色から中和の比を読み、水溶液同士が反応したあとに何が余るかを先に求めます。その余った分とアルミニウムの量を比べて、発生する気体の量を考えましょう。

洗浄剤の組み合わせを問う設問は、安全表示を理解するための紙上の問題として扱います。家庭の洗浄剤を混ぜて確かめることはせず、原問の成分表と実験条件を使って考えましょう。

大問4 音を出した位置を図に残す

コウモリの問題では、反射音が戻るまでにコウモリ自身も進んでいます。最初の位置、音を聞いた位置、障害物の三つを描き、音の往復の道のりとコウモリが進んだ道のりを合わせて考えます。音の速さと時間を掛けて単純に半分にすると、出発した位置からの距離を求められません。

新幹線の波面は、今の音源の位置を中心に描くものではありません。それぞれの音が出た瞬間の位置を中心にし、出てから経過した時間に応じて半径を決めます。一秒前と二秒前の音では、円の中心も半径も異なることを確かめ、実線と点線の指定も守りましょう。

汽笛が聞こえる時間は、最初の音と最後の音が観測者に届く時刻の差です。鳴らしている間に新幹線が進む分を図に加えると、近づく側と遠ざかる側で、その間隔が違う理由を説明できます。最後の設問では、「最後の音がBに届く」と「音源がAを通過する」が同時です。汽笛を鳴らし終えた位置から、その同じ時間に音と新幹線がそれぞれ進む距離を図にし、鳴らしていた間の移動距離とつなげましょう。

参照資料と確認範囲

大問構成と復習方法は、解説の文字起こし・字幕を、浅野中学校2023年度の問題PDF(四谷大塚掲載)と参考解答PDF(四谷大塚掲載)に照合してまとめました。問題冊子の1〜20ページと参考解答の1ページを確認しています。映像・音声との照合はしていないため、復習方法を動画内の発言や板書そのものとしては示していません。

動画の公開ページへの到達と実再生は未確認です。

動画で確認して、もう一度解き直す

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