← 過去問一覧へ

PAST EXAM · 2022

聖光学院中学校
2022年度 第1回|理科

標高による気温と植生の変化、恒星の明るさ、水の状態変化、滑車の組み合わせを扱う過去問です。文章や表で示された比較の基準をそろえ、グラフや装置の図から関係を読み取る練習ができます。木ノ下翔の解説動画と、手元の問題を照らし合わせて解き直しましょう。

動画解説:木ノ下翔動画時間:36分27秒(登録情報)過去問
ONESTREAMで動画を見る

視聴にはログインと、対象コースの契約・購入が必要な場合があります。 料金と視聴方法

CHAPTERS

大問ごとの内容

時刻は字幕の開始位置をもとにした目安です。映像での再生位置は未確認です。

大問1 樹木の特徴と標高・気温

秋の志賀高原へ向かう親子の会話を読み、身近な樹木、紅葉と黄葉、常緑樹と落葉樹、広葉樹と針葉樹を考えます。標高や南北の距離による気温の変化、植物が水を運ぶしくみ、寒い場所に育つ木の特徴も扱います。

大問2 恒星の明るさと距離

星の温度、半径、距離、見かけの等級、絶対等級をまとめた表を使います。星座の知識と表の比較を組み合わせ、赤い星でも明るさが違う理由や、デネブの大きさ、ポラリスの性質を考えます。

大問3 水の状態変化と熱・圧力

水を加熱・冷却したときの温度のグラフから、過熱、過冷却、状態変化に伴う熱の出入りを読み取ります。温かい水に氷を入れた後の状態、標高と沸点、糸で押された氷の変化も扱います。

大問4 滑車とてこの組み合わせ

動滑車でおもりを持ち上げるときの力と、ひもを引く距離を考えます。滑車のつなぎ方の比較から、動滑車を棒で連結した装置へ進み、最後はてこと滑車を組み合わせて船を持ち上げる模型を扱います。

REVIEW

解き直しのポイント

大問1 標高の差と南北の距離を別々に計算する

樹木の判定は、実・花・葉のにおい・木全体の形など、会話の手がかりを植物ごとに対応させます。「針葉樹だから常緑」と一括りにせず、葉の形と落葉するかどうかを別の軸にして、カラマツなどを整理しましょう。

気温の計算では、今いる場所の標高をそのまま使わず、出発地点との標高差を求めます。その差に対応する温度変化を出してから、出発地点の気温から引きます。南北の距離を求める設問は、まず同じ標高にそろえた気温を比べ、残った差を問題文の換算条件に当てはめます。メートルとキロメートルの換算も、途中で一度確かめましょう。

植物の管の説明では、根から運ぶ水と、葉でつくられる栄養分を区別します。裸子植物については、水を運ぶつくりの説明と花の特徴の設問を混同せず、何を尋ねられているかに合わせて答えます。

大問2 明るさを比べるときの距離をそろえる

見かけの等級は地球から見た明るさ、絶対等級は同じ距離に置いて比べた明るさです。どちらも数値が小さいほど明るいことを、表の見出しに書き添えましょう。温度が近い星同士を比べても絶対等級に大きな差があるなら、半径の列にも目を向けます。

デネブの記述では、ただ「明るいから」とせず、温度の近い星を比較相手として選び、その星との絶対等級の違いを根拠にします。ポラリスの距離は、見かけの等級と絶対等級の差が近い星を表から探す方法でも見当をつけられます。同じ星を遠くから見るほど暗く見えるという関係と、同じ距離にそろえた明るさを分けて考えましょう。

大問3 温度変化と状態変化に必要な熱を分ける

加熱しているのに温度が下がる部分では、液体が気体へ変わるために吸収する熱と、外から加える熱の大小を考えます。冷却のグラフでも、水の温度が下がる区間、凍る変化が進む区間、氷の温度が下がる区間を分けて読みましょう。水の重さと、一定時間にやり取りする熱が等しいという条件が比較の手がかりです。必要な熱の大小は、グラフの時間の長さを使って比べることもできます。

温かい水と氷を混ぜる設問は、二つの温度を平均するだけでは求められません。水が冷えるときに出す熱に対して、氷の温度を融点まで上げる熱と、氷を融かす熱が必要になります。すべて融けるかを先に確かめ、その後の温度や状態を判断しましょう。

圧力の設問では「水が沸騰する温度」と「氷が融ける温度」を分けます。高い山の気圧の話と、糸で押した部分の圧力の話を同じ向きの変化だと決めつけず、それぞれの実験条件に戻ります。

大問4 滑車の個数より、ひもの通り道を見る

図のひもを端からたどり、同じ一本のひもと、別のひもを区別します。動く部分をどのひもが支えているかを数え、ひもが分かれている装置では滑車ごとに力を追いましょう。滑車が同じ個数でも、取り付け方によって必要な力は変わります。

横一列の動滑車を棒で連結した装置では、動く部分を支えるひもの本数と、装置の番号の増え方を対応させます。力が小さくなる分、引く距離は長くなるので、「力×動かす距離」でも確認できます。

てこと滑車を組み合わせた模型は、まず支点から左右の距離を使い、棒の端に必要な力を求めます。その後で、滑車を介して手が引く力へ直します。作図では、ひもの固定端、滑車を支えるひも、手で引く端がどこにつながるかまで確かめましょう。

参照資料と確認範囲

記事の大問構成と復習方法は、解説の文字起こし・字幕を、2022年度第1回の問題PDF(四谷大塚掲載)と参考解答PDF(四谷大塚掲載)に照合してまとめました。問題は冊子の1〜19ページ、参考解答はPDFの1ページを確認しています。四谷大塚掲載の参考解答を、学校公式解答としては扱っていません。

大問1の気温計算には、字幕中の数値と問題条件・参考解答が一致しない箇所があるため、本記事では数値解答を採用せず、原本の標高差と換算条件を確認する手順を示しています。映像・音声との照合はしていないため、本文の復習方法を動画内の発言や板書そのものとしては示していません。

動画の公開ページへの到達と実再生は未確認です。

動画で確認して、もう一度解き直す

ONESTREAMで動画を見る

視聴にはログインと、対象コースの契約・購入が必要な場合があります。 料金と視聴方法